指の関節が痛む

変形が進んでいる

そんなヘバーデン結節の悩みに

新たな治療法として注目されているのが

動脈注射療法(動注治療)です。

「動脈注射療法」とは

ヘバーデン結節の画期的な治療法

動脈注射療法(動注治療)は、従来の治療法で改善が難しかった症状に対して、効果的なアプローチとして注目されている新しい治療法です。

アメリカFDAに承認されたこの治療法は、東京や大阪、神戸といった都市圏では専門クリニックが広がりつつある一方で、日本ではまだ保険適用外のため、自費診療として提供されています。

当院では、「ヘバーデン結節の患者様に何かできることはないか」と模索を続ける中で、都市圏の専門医や動注治療の開発に携わる医師たちとのご縁をいただき、2023年より動脈注射療法を豊田市でも提供できる環境を整えました。

動注治療を
豊田市で受けられる

この治療法は、症状の改善だけでなく、痛みを抱えた日常生活を取り戻す希望として、多くの患者様から期待を寄せられています。

愛知県で動注治療を受けられるクリニックはまだ限られていますが、当院はオクノクリニックとライセンス契約を結び、専門的な治療を提供しています。

へバーデン結節治療の新しい選択肢として、ぜひご検討ください。

動注治療で 84.5% が改善

3ヶ月以内に痛みの自覚症状が改善

オクノクリニックでは、動脈注射療法の効果を追跡するため、定期的に報告会を実施しています。最近のデータでは、治療を受けた方の84.5%が3ヶ月以内に痛みの自覚症状が改善したと報告されています。

この高い改善率は、動脈注射療法がヘバーデン結節の根本的な原因にアプローチし、痛みを効果的に和らげる治療法であることを示しています。

さらに、動注治療後1年間の116例を対象としたアンケート研究では、3ヶ月後に84.5%、6ヶ月後に72.5%、12ヶ月後に75%の方が症状改善を実感しています。この結果は、動注治療が持続的な効果を持つことを裏付けています。

多くの患者様が、この治療によって日常生活の質を取り戻し、新たな希望を見出しています。痛みや不調に悩む方は、ぜひ動注治療を選択肢の一つとしてご検討ください。

動注治療の喜びの声

当院は、オクノクリニックと正式にライセンス契約を結び、同じ動注治療を実施しています。

これはオクノクリニックで確立された効果的な治療法を、豊田市にお住まいの皆様にも提供できるようにするための取り組みです。

動注治療の専門知識や技術を正確に引き継ぎ、オクノクリニックと同等の高い水準で治療を行っています。これにより、これまで都市圏まで足を運ぶ必要があった方々にも、身近な場所で安心して治療を受けていただける環境を整えております。痛みや不調にお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

ヘバーデン結節の治療

従来の治療法との違いと課題

従来のヘバーデン結節の治療法は、ヨーロッパリウマチ学会のガイドラインに基づき、主に外用薬や痛みが強い場合のステロイド局所注射、手の運動療法が推奨されてきました。

外用薬は炎症や痛みを一時的に和らげる効果がありますが、根本的な改善には至らないことが多く、ステロイド注射も一時的な痛みの緩和に留まります。

また、運動療法は関節の柔軟性を維持する一助にはなりますが、痛みの根本原因を解消するわけではありません。このように、従来の治療法では症状の軽減が限られるケースが多く、多くの患者様が「痛みが続いているができることがない」という課題に直面していました。

ヘバーデン結節と整形外科

新しい治療は放射線科領域から

ヘバーデン結節は、整形外科やリウマチ科で取り扱われる疾患として長らく治療が試みられてきましたが、有効な治療法が少ないのが現状です。

リウマチ学会でも毎年この疾患に関する議論が行われていますが、抜本的な解決策は見つかっていませんでした。そんな中、新しい治療法として「動脈注射療法(動注治療)」が注目を集めています。

手の変形性関節症は、もともと整形外科やリウマチ科で取り扱われる領域です。リウマチ科では、アメリカリウマチ学会でも毎年変形性関節症の話題が上ります。この治療法は放射線科の領域から生まれ、従来の治療法とは全く異なるヘバーデン結節の周囲にある微細な血管への新しい治療方法で、薬や手術という発想では出てこなかった血管へのアプローチ方法です。

【参考文献】
Kloppenburg M, et al. 2018 update of the EULAR recommendations for the management of hand osteoarthritis. Ann Rheum Dis 2019;78:16-24.

ヘバーデン結節
手の血管(もやもや血管)

痛みと脹れの根本原因を改善

動注治療では、ヘバーデン結節の周囲に存在する微細な血管に直接アプローチします。

このアプローチにより、血管を介して炎症を抑えることで、痛みや腫れといった根本原因を改善する効果が期待されています。

ヘバーデン結節の患者様にカテーテル造影検査をすると、写真のような血管が見えてきます。

提供元:Okuno Clinic. 奥野 祐次医師(オクノクリニック

中指(真ん中の指)に、新生血管が造影されています。最近では、痛みの出る指の関節の周りには、異常な血管が増えていて痛みの原因となっていることが分かってきました。異常な血管とともに神経も一緒になって増えるため、少しぶつかっただけでも強い痛みが出たり、ちょっと力を加えて家事をするのに痛みを感じます。

この治療法は痛みを軽減し、炎症の改善にも効果を示すため、ヘバーデン結節における根本的な改善が期待されています。2021年10月には、アメリカFDAによって正式に認可された治療法として世界的にも注目を浴びています。

動注治療は、オクノクリニック(表参道・銀座・横浜・大阪・神戸)の奥野先生が2014年に開発された治療で、年間5,000件以上の治療実績があります。当院はオクノクリニックのライセンス契約に基づき、プロトコル(治療手順)に沿った治療を実施しております。

動注治療の流れ

治療にかかる時間は約5分

動注治療は、カテーテル治療の簡易版であり、同等の効果を発揮する方法です。

この治療では、点滴で使用するような柔らかい注射針を用いて、造影剤や造影検査を行うことなく治療を実施することが可能です。治療は非常に短時間で、約5分ほどで終了します。

さらに、この治療の大きな特徴は、治療後すぐに日常生活を再開できます。痛みや不調の改善を実感しながら、日常生活をしっかりと維持できる点が、多くの患者様にとって大きな魅力となっています。

STEP
治療準備


まず初めに、医師が患者様の症状や既往歴を詳しく確認し、動注治療が適しているかを判断します。必要に応じて事前検査を実施し、その結果に基づいて治療計画を丁寧に立てていきます。

STEP
動脈注射の実施

患部の痛みや炎症を軽減するため、専用の注射器を使用して薬剤を動脈に注入します。この治療では、薬剤が直接関節周辺の血管に届くため、痛みの緩和や腫れの抑制が期待できます。治療は比較的短時間で終了し、日帰りで受けられる点が特徴です。

治療は、左の赤丸部分(橈骨動脈)または右の赤丸部分(上腕動脈)から行います。

最近では、上腕動脈からのアプローチが安全性が高く、効果も同等であるため、肘の動脈から実施するケースが増えています。

施術前には、消毒をしっかりと行い、エコー(超音波検査)を用いて血管を正確に描出します。これにより、薬剤が血管内に正確に投与されるよう、慎重に施術を進めます。

STEP
治療後のケア

治療後は特別な安静期間が必要なく、すぐに日常生活へ戻ることが可能です。施術後はセルフケアの指導や再診日の調整を行い、治療効果を確認します。

効果がみられる場合、多くの患者様が施術後1ヶ月ほどで痛みの改善を実感されています。

また、治療後の身体的な負担は少なく、車を運転してお帰りいただくことも問題ありません。日常生活を妨げない手軽さも、この治療の大きな特徴です。

動注治療後
痛み改善までの期間

治療を続けることで確かな効果

動注治療では、異常な血管、いわゆるモヤモヤ血管に対して、特定の薬剤を流すことでその血管を減少させます。この治療により、炎症が改善され、痛みが徐々に和らいでいきます。

治療後、すぐに改善を実感する方もいれば、効果を感じるまでに3〜4週間程度かかる場合もあります。

痛みの改善には個人差があり、治療を受けた患者様によってその反応のタイミングが異なりますが、多くの方が治療を続けることで確かな効果を感じています。

phase
治療を始める前の状態

患部にはモヤモヤ血管(新しい細い血管)が増えており、その周辺の神経が敏感になって痛みが出ています。また、このモヤモヤ血管から炎症を起こす細胞が発生し、炎症が続いている状態です。

phase
カテーテル治療の効果

カテーテル治療や動注治療を行うことで、モヤモヤ血管を減らすことができます。治療を行うと、その日のうちにモヤモヤ血管は減り始めますが、神経が敏感な状態や炎症がすぐには完全に消えないこともあります。

phase
回復の過程

治療後、徐々に神経の過敏さがなくなり、炎症があった部分も正常な状態に戻ります。この回復には約1か月ほどかかる場合があります。痛みが和らいでいきますが、改善するまでには少し時間がかかることもあります。

動注治療の安全性

高い効果と安全性を持つ治療法

患者様に施術を行う以上、治療方法はその効果が大きく、リスクやデメリットができる限り少ないことが求められます。

第一回 愛知県動注治療勉強会では、医師同士で実際にイミペネムを使用し、注射の投与量を確認する実践的な学びが行われました。この経験を通じて、動注治療は高い安全性を持つ治療法であると実感し、私自身もその効果と安全性に確信を持ち、当院での導入を決定しました。

整形外科専門医 告野先生→高杉への施術
高杉→告野先生への施術


ヘバーデン結節の痛みでお悩みの方、当院ではオクノクリニックの動注治療を愛知県で実施しています。

痛みの軽減と日常生活の改善を目指し、患者様一人ひとりに合わせた治療を提供しております。

もし「痛みが続いている」「改善が見られない」と感じている方はぜひご相談ください。ご予約はお電話またはウェブで承っております。ご来院心よりお待ちしております。

ヘバーデン結節への動注治療@豊田土橋リウマチクリニック

〒471-0835
愛知県豊田市曙町2丁目16番地 BULS16 103号

診療時間(初診・再診)

18〜21時18〜21時18〜21時14〜18時
  • 予約日時は、LINEにて相談の上実施します