お知らせ・ブログ
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関節リウマチとは【関節リウマチの解説】
関節リウマチは、自己である関節の組織に炎症を起こし、骨や軟骨などの構造物を破壊する疾患で、自己免疫疾患の一つです。 免疫は、本来は体内に侵入してきた病原体などを攻撃するための働きを持っています。 そして、免疫は、本来「自分の体」を攻撃しな... -
乾癬性関節炎(乾癬に関連する関節炎)について
乾癬の患者様のうち、6~39%の確率で乾癬性関節炎が出てくるとされています。(報告により異なりますが、昔考えられていたよりは、関節炎を持っている方は多いと考えられています) 実際に、関節リウマチが心配で当院に受診された患者様でも... -
SAPHO症候群ー掌蹠膿疱症と痛みがある時の鑑別疾患ー
SAPHO症候群は、 掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)を含む多くの症状を起こす炎症性骨関節疾患です。 骨炎、滑膜炎、骨化症などの筋骨格系症状はSAPHO症候群の特徴であり、全身の様々な部位に発症します。 SAPHO症候群の有病率は不明ですが、日本では掌蹠膿疱症... -
2021年1月26日 臨時休診のお知らせ
本日臨時往診依頼があったため、外来診療は休診とさせていただきます。 ご了承ください -
関節リウマチと社会的寛解について
関節リウマチの治療は、20年間で飛躍的に改善したと言われています。 治療の目標も ①寛解 ②関節破壊の進行抑制とさらなる身体機能の改善 ③社会的寛解(職業・社会生活に関節リウマチが全く悪影響を与えない状態) と、変化してきています(関節リウ... -
DANBIO(ARD2018)、関節リウマチで癌既往のある方の生物学的製剤と2次癌
癌の既往がある人で、関節リウマチの活動性が高い人が居る場合、どのように治療をするか悩みます。 primary cancerの診断を受けた患者に、生物学的製剤を使用すると、2次癌 (SMN)が上昇するのか?というStudyです。DANBIO registerからです。(死亡率に関し... -
全身性強皮症(全身性硬化症)の自己抗体と癌の出現率(ARD2018)
全身性強皮症(全身性硬化症)の各抗体毎の癌の割合を知ることで、全身性強皮症(SSc)患者で、どれくらい癌検索の重みづけをするべきか考えてみる朝活です。 Annals of rheumatic disease(Impact Factor: 12.811) 2018の、Autoantibodies and scleroderma ... -
腎機能低下患者(透析含む)の心房細動に対する経口抗凝固薬(Nature Reviews Nephrology2018)
腎機能が低下すると、心房細動に合併する心血管イベントが増える一方で、出血のリスクも踏まえて抗凝固療法について検討する必要があります。 Nature Reviews Nephrology:Use of oral anticoagulants in patients with atrial fibrillation and renal dys... -
高血圧の診断や治療方針(Initial Treatment of Hypertension)NEJM2018
高血圧の初期治療で、どのように考えてアプローチしていくか。論文が出るごとに変更もあり、ガイドラインごとに差異はありますが、NEJMのレビューから朝活です。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMcp1613481 具体的に勉強になったことは4点です... -
胃腸炎で他者に感染しやすい菌ーMKSAP(木曜勉強会)
あなたのコミュニティーで下痢のアウトブレイクがあり、症状は微熱を伴っていて、数日で改善する。多くの人が感染し、特にそれらの人は一緒に住んでいる人との接触があり、3-7日後に発症する。下痢が主体で、吐き気はない。 こういう場合に想定される起因...