患者様の声|60代男性、関節リウマチによる膝痛|高齢発症リウマチと肩痛膝痛

豊田土橋リウマチクリニックで関節リウマチ治療をさせていただいた患者様のご感想を掲載しています。同じお悩みをお持ちの方の参考になると幸いです。

当院に相談した「お困り・症状・悩み」を教えてください膝が痛くなり、正座ができなくなった。当院を知ったきっかけを教えてください。ホームページ受診し、症状がどのように変化したか教えてください膝の痛みが無くなり、正座できる様になった。当院の満足度を5段階評価するとしたらどうですか?1 2 3 4 ●5 (良かった)当院の受診を検討している患者様にメッセージがあればお願いします。関節に関して適切なご対応して頂けました。ありがとうございました。

当院を知ったきっかけを教えてください。

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受診し、症状がどのように変化したか教えてください

膝の痛みが無くなり、正座できる様になった。

当院の満足度を5段階評価するとしたらどうですか?

1 2 3 4 ●5 (良かった)

当院の受診を検討している患者様にメッセージがあればお願いします。

関節に関して適切なご対応して頂けました。ありがとうございました。

 高杉 浩司 (豊田土橋リウマチクリニック院長)

50歳以降に発症する関節リウマチでは、Eldery oncet RAと呼び
大関節(肩や膝など)から始まる場合もあります。

症状が楽になりよかったです。

目次

高齢発症リウマチ(Eldery oncet RA=EORA)とは?

EORA=発症年齢が 60 歳以上 の関節リウマチを指します。50 歳未満で発症する従来型(YORA)とは症状や治療方針が少し異なります。

高齢発症リウマチ(Eldery oncet RA=EORA)の特徴

項目EORAYORA
男女比1 : 1(男性が多め)1 : 3(女性優位)
初発関節肩・膝など大関節が多い手指・手関節など小関節
血清抗体RF・抗 CCP 陰性例が 30–40 %陰性は 10–20 %
合併症動脈硬化・骨粗鬆症・腎機能低下妊娠関連・甲状腺疾患など

高齢発症リウマチ(Eldery oncet RA=EORA)診断のポイント

  • 高齢者では変形性膝関節症との鑑別が重要
  • CRP・MMP-3 の持続上昇関節エコーの滑膜血流が早期診断の鍵
  • RF・抗 CCP が陰性でも高齢発症関節リウマチを念頭に置くことが大切

治療上の注意点

  1. MTX 用量は腎機能に合わせて 6–10 mg/week からスタート
  2. 肺病変(ILD)のスクリーニング(胸部 X 線 or CT)
  3. bDMARD/JAK 使用時は 感染症リスクと多剤併用薬 に留意
  4. 骨粗鬆症対策として ビタミン D と骨吸収抑制薬 併用を検討

60 代で発症すると進行が速いって本当?

EORA は滑膜炎が急性に起こりやすく、初期 DAS28 が高い傾向がありますが、早期に csDMARD を導入すれば予後はYORAと同等です

リウマチは手指が痛いイメージです

その通りですが、高齢発症の場合は肩や膝など大関節から始まることがあります。

参考文献

  1. Koga T, et al. Prognostic factors of elderly-onset RA. Arthritis Res Ther. 2022.
  2. Sagawa S, et al. Comparison between EORA and YORA disease courses. Rheumatology. 2021.
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