生物学的製剤値段一覧表と治療費

 

関節リウマチに対して、生物学的製剤はとても高い効果を発揮する薬剤です。

ですが、一方で、値段が高価な薬剤です。

 

値段が高い分、関節リウマチはこの20年で最も治療方法が進化した病気の一つ、と言われるくらい、治療効果が高いです。

このページでは、薬価と利用できる可能性のある社会の制度についてお伝えします。

目次

生物学的製剤と治療効果

生物学的製剤 対 メトトレキサート という試験は、とても沢山出ています。

※生物学的製剤+メトトレキサート 対 メトトレキサート という試験も多く、今回はメトトレキサート単独使用と、生物学的製剤との併用の場合の比較を解説します。

 

ヒュミラ+メトトレキサート 対 メトトレキサート単独で比べると、良くなっている人の割合が高いです。

寛解率も、違いが出ていました。

実際に、メトトレキサートだけでは寛解に至らなかった患者さんに生物学的製剤を使用し寛解することは、よく経験します。

 

 

①高額療養費

高額療養費制度は、月の自己負担額以上になった分を国が補助してくれる制度です。

 

自己負担限度額の上限は、

1.保険証の種類
2.その患者さんの所得

で異なってきますので、保険元に確認いただく必要があります。

付加給付制度

付加給付制度とは、従業員が700人を超えるような大手企業などの健康保険組合(組合保険)が行っている

「1ヶ月にかかった医療費の自己負担限度額を決めておき、限度額を超過した費用を払い戻す制度」

の事です。

健康保険の被用者だけではなく、扶養家族(被扶養者)も対象となります。

 

付加給付制度は、会社ごとに異なります。

会社名 付加給付制度と検索したり、事務に確認いただくと、自分の場合に適応になるかどうかがわかります。

 

 

まとめ

生物学的製剤は値段の高い薬ではありますが、保険証の種類や所得に応じて、補助が相談できる場合があります。

 

高いから無理と諦めず、必要かどうか考え、使用できそうか相談することも可能です。

 

 

当院では、治療方法を見直し一緒に考える際は、30分ほどお時間を確保し、関節炎の状態を見ながら相談に乗ります。

お困りの際は一度ご相談ください。

 

 

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