クリニックの場合、標榜科(例えばリウマチ科の標榜など)は、専門医の有無に関係なく標榜することが可能です。
そのため、リウマチ専門医を持っていなくても、リウマチ科の標榜をすることができます。
関節リウマチ診療を専門にしている診療科は
1.リウマチ・膠原病等の免疫疾患を扱う内科の先生(リウマチ内科・リウマチ膠原病科)
2.整形外科の中でリウマチの治療が得意な先生(整形外科)
の2種類があります。
治療方法がない時代には、関節の変形や手術を要することが多かったことから、整形外科が見ることが多かったです。
現在は、良い薬が沢山出てきたため、リウマチ膠原病科が診療することが増えてきています。
関節リウマチの治療は、過剰になった免疫反応を整える、免疫の薬を使用します。
その中で、内科系のリウマチ医は、感染症の早期発見や治療、治療薬の副作用モニタリング・持病があっても使用できる調整など、きめ細かい対応が得意です。
整形外科のリウマチ医は、進行し手術が必要になった場合や、腰痛などの他の痛みを合わせて治療するのが得意です。
一長一短がありますが、リウマチ専門医であれば、リウマチの治療を専門的に行うことができます。
整形外科の場合、大きく6領域の診療があり、先生によって得手不得手が分かれます。
1.外傷、骨折
2.脊椎
3.人工関節(股関節や膝関節など)
4.関節リウマチ
5.手の外科
6.腫瘍
このうちの関節リウマチを得意としている先生であれば、2.整形外科の中でリウマチの治療が得意な先生(整形外科)と言えます。
当院の場合は、
1.リウマチ・膠原病等の免疫疾患を扱う内科の先生(リウマチ内科・リウマチ膠原病科)
に該当します。
関節リウマチの治療薬はとても進歩していますが、治療薬の効果が強い分、感染リスクのコントロール、肝臓腎臓などの血液検査、薬の飲み合わせ、持病とのすり合わせ、将来を見据えた寛解導入、費用への相談のしやすさが大切になってきています。当院はそれを得意としています。
関節リウマチの治療は、リウマチ専門医を受診することをおすすめします。
リウマチ系の専門医は内科系と整形系がいます。発症早期の方や基礎疾患がある方、痛みが続いている方、将来薬を減らしたい相談などもしたい方は、当院へご相談いただければしっかりと診療させていただきます。