リウマチ専門医は、生物学的製剤やJAK阻害薬をどのように使い分けているかの図

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関節リウマチ診療において、持病やリウマチの病態に合わせて治療薬を考えます。

例えば、
・将来妊娠する可能性があるか
・肺に持病がないか
・リンパ腫の既往があるか
・心不全などがあるか
・癌になったことがあるか
・痛みの強さが強いか強くないか

そういった中で、一覧になった図が比較的臨床的な感覚と合う図があったので紹介します。

Monotherapy:単剤(つまりメトトレキサートを使用できない・使用しない場合)

将来のバイオフリー(生物学的製剤を中止できる確率)がある、メトトレキサートを併用しないデータが豊富な、
IL-6系統で始めることが多いです。薬剤としては、アクテムラ、ケブザラなどです。

JAK阻害薬も単剤での効果は比較的良いです。

将来の妊娠の可能性

TNF-α阻害薬の中で、シムジアを選択することが多いです。(海外のガイドラインで妊娠出産の推奨度が高いことと、Fc部分がないため胎盤輸送されないメリットや授乳中への使用に関し優位性があるため)

間質性肺炎などがある場合

Tcell関連のアバタセプトなどが良い場合が多いです

痛みが強い場合

倦怠感や痛みなどに対してIL-6系統が比較的良いデータ(SF-36などの項目の改善率)があるため、IL-6系統やJAK阻害薬が痛みに奏功することが多いです。

こういった状態は、患者さんの状態に応じて様々です。
その中で、最適と考える薬剤を使い分けて、将来のために提案するのがリウマチ外来だと考えています。

生物学的製剤の相談をされたい方は、いつでもご相談ください。