菊花(キクカ)の効能・使用される漢方薬 西洋医学との関わり

 

菊花は、キク科のキクもしくはシマカンギクの頭花を乾燥させた辛涼解表薬に分類される生薬です。中国を産地とし、クサンテノン、アントシアニンやビタミンAを成分としています。見た目にも美しいため、菊花茶は中国では健康茶として用いられています。なお、食用菊は生薬の菊とは種類が異なります。

 

【中医学的に見る菊花の効能】

肺、肝経を帰経とし、味は甘、辛、苦、性は微寒の生薬です。天候の暑さ等の影響からくる風熱が原因の発熱や頭痛、及びストレスからくる目の充血、頭痛やめまいに効果を示します。なお、肝経の生薬である為、女性ホルモンのみだれからくるイライラにも良いです。

 

【菊花が使用される主な漢方薬】

  • 杞菊地黄丸(コギクジオウガン):ストレスや老化による視力減退やふらつきに使用する。菊花はこの漢方薬において、明目の作用を発揮しています。

 

  • 釣藤散(チョウトウサン):生薬「釣藤散」のページを参照して下さい。菊花はこの漢方薬において、止痛作用を発揮しています。

釣藤散(チョウトウサン)の効果・効能・副作用

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