サロン運営責任者 鍼灸師 白井裕一

サロン運営責任者
鍼灸師 白井裕一


サロン運営責任者の白井裕一です。

海外クルーズ船での鍼師勤務を経て、2023年5月に日本に戻ってきました!

英語のコミュニケーションで施術ができますので、海外の方でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ「とよた鍼灸サロンHAL」をご紹介ください!

海外で働く鍼灸師の経験



海外で働く鍼灸師の経験


鍼灸あんまマッサージ指圧師の資格取得後、27歳まで鍼灸師として活動している中で海外クルーズ船で働いていた日本人鍼灸師達とたくさん交流をするうちに「自分も海外で鍼灸をしたい!」と思うようになり、一念発起してクルーズ船で働くことを志しました!

ゼロから英語を勉強でしたが、

見事、1年後にクルーズ船専門の派遣会社に合格!

「よし!さぁ働くぞ!」

そう思った矢先、

covid-19パンデミックの影響で予定がキャンセルに…

再開までが本当に長く…

あまりに長期化するため諦めようかとも思いましたが、覚悟を決めグッと堪え待ちつづけることに。

その後、就業は予定より2年遅くなりしたが、なんとか3隻の海外クルーズ船で働き、多くの経験を得ることができました。勇気を出して踏み出したことで、鍼灸師としても社会人としても大きく成長できたように思います。

クルーズ中の立ち寄り先

航海中は仕事に集中しているのですが、寄港先では少し自由時間もあるので外出もできます。写真では見たことがあっても実際に見るとやはり大違い!世界は広くとても美しかったです!自分を写すのを忘れるくらい(笑)

クルーズ船の中はひとつの街のようなもので、様々なサービスが提供されており、その中のひとつに「スパ」があり、そこが鍼灸師の私の仕事場になります。

スパには他にもマッサージセラピスト、フェイシャリストメディスパドクター(ボトックス注射等する人)などがおり、乗船されているゲストからクルーズ船のサービスとは別にお金を頂いて施術をするという働き方です。スパに近いところではサロンもあり、そこには美容師、ネイリスト、ジムにはパーソナルトレーナーなどもいますが、基本的に日本人はいないので会話は全て英語!

お仕事の契約は7~9カ月くらいのことが多く、寄港した際は降りることはできますが、基本はずっと船の上で生活になりますのでかなりストイックな環境です。

そんな環境だからこそ自然と仲間との信頼関係も生まれ、皆んなで協力することで良い仕事ができるように感じます… 日本で働いてた時はいつも一人でしたので、人と働くことの「喜び」や「楽しみ」に気づかせていただき本当にいい経験になりました。

海外クルーズ船で鍼灸師デビュー



クルーズ船で
鍼灸師デビュー


そうは言っても最初は苦労の連続…

海外での鍼灸の認知度は日本よりもさらに低く、鍼灸のことを伝えても簡単には受け入れてもらえません。鍼灸のことを知っている人は本当に少なく、鍼とはどんなものであり、どんな症状に効果があるかということもほぼ知られていません。

聞いたことあるという方でも、「なんとなく良さそう…」程度のものです。

海外といっても鍼発祥の中国の方であればおそらく違うのでしょうが、私が携わったアメリカ・ヨーロッパ・インド・フィリピン・南アフリカ周辺等の方々は馴染みがない方が多いためなかなか伝わらない…

ですので、

健康セミナーのような形でスライドを使用し、集まった方々に英語で鍼の魅力を伝えることもしていました。

  • 鍼って痛くないの?
  • 注射とは違うの?
  • どんな症状に効果があるの?
  • マッサージと何が違うの?
  • 美容にも効果があるの?

こういった質問に対して丁寧にお答えする中で、プレゼンテーションを通じて興味を持っていただいたゲストからは、より突っ込んだ質問が飛んできます。

慢性的な痛み、更年期障害、消化器の問題、船酔い、禁煙したいけどできない、痩せたいけど痩せられないなど…

バケーションに来てるとは言っても皆さん何かしらの問題を抱えており、ほとんどが鍼施術で役立てるようなものでしたので、私も自信をもって自分の鍼施術を受けることを勧めていました。

ただ、クルーズ船内の鍼施術は日本と比べて高額ですので、ゲストの方々は「鍼」という未知な上に高額なサービスに躊躇する方が多かったです。それでも1回受けるとその効果を実感し、継続して鍼施術を受けてくれる方がほとんどでしたので、「鍼に国境はない」という確信を持てました!

日本の「鍼(はり)」はすごい!



日本の「鍼(はり)」は
すごい!


テレビなどで「日本に包丁を買いに来る外国人」がいることを知ったのですが、海外に出てみて確かに「日本人は丁寧でなんとなく技術が高そう」という印象を持っている人が多いです。

その証拠に海外クルーズ船では、英語が拙いながらも日本人の鍼灸師が圧倒的な技術と丁寧な接客でたくさん活躍しています。自分もその環境に身を置いてみて、先人たちが築いてきてくれた「Japanese acupuncture」のブランド力の高さをひしひしと感じました。

そして船内で鍼施術を受けてもらうために、私がいつも説明していたのはこの3つのこと!

Why now
(何故今受けた方がいいのか)

これは単純で、バケーションに来ている今だったら仕事をしていないから症状の改善が早いし、スパにも10分で通えるから楽で便利だし、終わったあとも効果が持続するセルフケアを伝えられるから「今すぐ受けるのが最高でしょう」ということですね!

Why acupuncture
(なぜ針がいいのか)

鍼灸には様々なエビデンス(根拠)があり、100以上の症状に効果があることをWHOも認められている(実際はもう少し詳しく話しますが)こともアピールしました!

Why me
(なぜ私の施術を受けた方がいいのか)

ここで私は10年以上の経験があるJapanese acupuncturist(日本人鍼灸師)であるということを伝えていました。日本人であることに感謝!(笑)

私の施術を受けてくれたゲストの中には、以前に鍼施術の経験がある方もいましたが、以前受けた鍼施術より刺激が優しく効果が高かったとの評価をいただけたのは大きな自信になっています。

加えてゲストだけでなく、ハードワークで長期間船で働き続けで疲労困憊のクルー達にも施術を行なっていましたが、ゲストと同様に高い評価だったのは嬉しかったです。基本的に仲間への評価って辛口ですから(笑)

優しく心地よい施術を心がけています



優しく心地よい施術を心がけています


私は幼少期に祖父が鍼灸施術を受けて笑顔が戻ったこと、私がテニスで肩や膝を痛めた時に、鍼灸師の先生の施術で復帰できたことがきっかけで鍼灸師を志しました。

スポーツでの痛み以外にも、便秘、喘息、不眠、鬱など…様々な問題が自身に直面し、その度に鍼灸によって改善するという経験が今に活きています。

身をもって体験してきているからこそ鍼灸施術は素晴らしい医療だと感じていますが、日本・海外ともにまだまだ経験をした人が少なく広く普及してるとは言えません。

鍼を打たれるのが怖い

思ったほど効果がなかった

鍼は痛かったから苦手

こういった声が聞こえるのも事実ですが、私は鍼に対するネガティブな印象を少しでも減らしたいと考えています。10年以上の臨床経験の中で目指しているのは「心地よく優しい施術で効果を感じてもらえる」こと。

私の施術は西洋医学・東洋医学の両面からお身体の状態を分析し、細い鍼を少ない本数使用する低刺激なものですが、効果が高く自信をもって多くの方におすすめできる施術となっております。さらにマッサージ師の資格も有しておりますので、鍼施術と合わせてマッサージを受けていただくこともできます。

もちろんマッサージ・オイルマッサージのオールハンド施術だけでも大丈夫です!

心と体のリラックスを提供できるよう最善を尽くしますので、ぜひお気軽にご来院ください!

鍼灸師 白井裕一

  • はり師
  • きゅう師
  • あんま指圧マッサージ師
  • 医薬品登録販売者 (未研修 )
  • NASM-PES (パーソナルトレーナー資格 )
  • ホームヘルパー2級
  • 救急法救急員

2012年に専門学校を卒業後、鍼灸院、マッサージ院を中心に慢性疼痛や消化器症状、婦人科系疾患、呼吸器疾患、スポーツ障害などをメインに様々な病態に鍼灸師・マッサージ師として携わる。

2022年から海外のクルーズ船でAcupuncturist(鍼師)として様々な国の方の施術を経験。