川骨(センコツ)川骨とは、スイレン科の植物であるコウホネの根茎を縦割し乾燥させた●●に分類される生薬です。日本を産地とし、セスキテルペンアルカロイドやタンニンを主成分としています。
【中医学的に見る川骨】
脾経を帰経とし、味を甘、性を寒とする生薬です。「血を和す」消炎性の血剤です。
【主な漢方薬】
- 治打撲一方(チダボクイッポウ)
:生薬「丁子」のページを参照して下さい。川骨はこの漢方薬において、瘀血を押し流す働きを発揮しています。
【西洋医学的に見る川骨】
川骨のセスキテルペンアルカロイドであるデオキシヌファリジンは血圧に対して少量で上昇、大量で降下させる効果を発揮します。また、利尿作用や止血作用も認められています。