防已(ボウイ)の効能・使用される漢方薬 西洋医学との関わり

防已(ボウイ)とは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を乾燥させた袪風湿薬に分類される生薬です。香川、徳島、鹿児島、宮崎を産地とし、アルカロイドやステロールを主成分としています。

 

【中医学的に見る防已】

膀胱、腎、脾経を帰経とし、味を苦、辛、性を寒とする生薬です。湿熱証の痺れ症状に使用されます。また防已には利水効果もある為、浮腫み、腹水、脚気等にも使用されます。

 

【主な漢方薬】

:生薬「桃仁」のページを参照して下さい。防已はこの漢方薬において、風湿邪を取り除くことによって、利水する働きを発揮します。

 

:生薬「黄耆」のページを参照して下さい。防已はこの漢方薬において、利水することによって痛みを止める働きを発揮します。

 

【西洋医学的に見る防已】

防已のアルカロイドであるシノメインには、鎮痛作用、抗炎症作用についての報告があります。

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