連翹(レンギョウ) の効能・使用される漢方薬 西洋医学との関わり

連翹(レンギョウ)とは、モクセイ科の植物であるレンギョウの果実を乾燥させた清熱解毒薬に分類される生薬です。中国、韓国を産地とし、リグナン、フェネチルアルコール配糖体、フラボノイド、トリテルペノイドを主成分としています。

【中医学的に見る連翹】

肺、心、胆経を帰経とし、味を苦、性を微寒とする生薬です。外感風熱による感冒の初期症状である発熱、頭痛、口渇の治療に使用されます。

【主な漢方薬】

:生薬「荊芥」のページを参照して下さい。連翹は本漢方薬において、清熱解毒作用を発揮します。

:慢性扁桃腺炎やアトピー性皮膚炎などを示す、小児解毒症体質者の抗炎症や解毒を目的に使用されます。連翹は本漢方薬において、瀉火作用を示し血を冷やす効果を示します。

  • 銀翹散(ギンギョウサン)

:本方は辛涼解表の代表方剤であり、炎症傾向の強い感冒(咽頭痛、頭痛)に使用されます。連翹は本漢方薬において、辛涼解表作用を示し清熱効果を発揮します。

  • 治頭瘡一方(ヂヅソウイッポウ)

:小児の頭部の湿疹に使用する為にできた漢方薬です。連翹は本漢方薬において、皮膚の熱と毒を発散する効果を示します。

【西洋医学的に見る連翹】

連翹には、胆汁分泌促進作用及び抗菌作用が報告されています。

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