桑白皮(ソウハクヒ)の効能・使用される漢方薬 西洋医学との関わり

桑白皮(ソウハクヒ)は、クワ科のマグワの根皮を乾燥させた、止咳平喘薬に分類される生薬です。日本、韓国を産地とし、プレニールフラボン誘導体、トリテルペノイドを成分としています。

【中医学的に見る桑白皮】

桑白皮は肺系を帰経とし、味を甘、性を寒とする生薬です。肺に炎症等の熱を持ち、痰が多く出る証に使用されます。また、尿が出にくく浮腫んでしまう状況にも用いられます。

桑白皮はその効果から、もとから尿が十分出ている方には使用されません。

【主な漢方薬】

:生薬「石膏」のページを参照して下さい。桑白皮はこの漢方薬において、咳を止め、痰を切る効果を発揮しています。

:痰が良く出る咳症状に使用される漢方薬です。特に喫煙する老人に適しています。桑白皮はこの漢方薬において、清熱して咳を止め、痰を切る効果を発揮しています。

【西洋医学的に見る桑白皮】

煎液およびエタノールエキスにおいて、血糖降下作用および血圧降下作用の報告が見受けられています。

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